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最終型GCZ32を維持する芝爺の部屋
since 2003.12.1

ヘッドカバー脱着&インジェクター交換head cover & Injector

DIYデータ

  部品代:約\240,000
外注費:\0
作業時間:22時間(清掃時間含む)
お勧め度:プロに任せた方が無難

DIYレポート

 注意
現在(2016年9月)16年以上が経過した愛機Z32は、オイルの滲みが遂に漏れに進行しました(>_<)
愛機Z32を大切にしている者としては、進行というより進攻というような感じで、遂に攻めてきたか・・・と(^_^;)
エンジン下で、滲んだオイルに砂などが付着し、それを拭き上げればOKという状態から、ガレージにオイルが数滴落ちているとなると心中穏やかではいられません。
ライトを当てて確認すると、エンジンヘッドカバー(整備要領書では「ロッカーカバー」)から多くのオイルが漏れているようなので、修復に踏み切りました。
エンジンヘッドカバーの脱着には、予めサージタンクを取り外さなければなりませんので、サージタンクの取外しを参照してください。
工具に関しましては、トルクレンチを準備した方が作業品質が上がると思います。

まずは愛機の惨状をご覧ください(^_^;)

どこから漏れてる?
全体的に・・・みたいな(-_-;)

 
両バンクとも吸気側に多いような気がします。

 
オイルが付着しているところは、表面がしっかりしてます。漏れたオイルが防錆?(笑)
それ以外のところは腐食していて粉が付着してますね。

 
バルクヘッド側も漏れたオイルに埃や砂などが付着して、酷い汚れ方してます。

 
助手席前側も漏れたオイルで酷く汚れてます。

 
助手席後側もなかなかな汚れです。

 
ヘッドカバーの脱着自体は、さほど難しいとは思いませんが、清掃が大変そうです。
想像するだけで疲れます。

 
まずは、ガスケットの残骸を撤去します。
スクレパーなどでキズをつけない、かつ、落とさないよう慎重に撤去してください。

 
その他の汚れや油分を取り除き、マスキングテープで塞ぎます。

 
マスキングテープの上からガムテープを貼ります。
マスキングテープは衝撃や摩擦に弱いので、ガムテープを貼りました。
ガムテープを直接貼っても良いのですが、糊が強いため、剥がしたあとの糊の除去を避けるためです。
画像には木の板が置いてありますが、これはバルクヘッド付近のホースを交換するためのものです。
この辺りの模様はサージタンクの取付け&付帯するホース類の交換を参照してください。

 
赤○のボルトを外し、助手席側バルクヘッド付近にアース線がありますので、それを外してインジェクターをパイプやホースごと外します。

 
こんな感じになります。

 
マスキングテープなどでメクラをしておきましょう。

 
排気側から外そうと考えましたが、色々無理があったので、まずはプラグホールをカバーしているパーツを外します。
赤○のボルトを外せば簡単に外せます。

 
こんな感じになります。

 
吸気側のヘッドカバーを外します。
8本のネジを外せば簡単に外せます。
整備要領書にはネジを緩める順番がありますが・・・これがビックリするくらい全て緩い(・・;)
そりゃ漏れてくるでしょって感じです。

 
ヘッド廻りの状態が良いのか判りません(^_^;)

 
カムシャフト後方部分には液体ガスケットの跡があります。

 
画像が前後してますが、気にしてはいけません(笑)
赤○と青○のボルトを外します。
青○のボルトは、スペース的に簡単には外せません。
 
 
サージタンクを固定していたステー(過給圧コントロールソレノイドのホルダーでもあります)が邪魔で作業しにくいです。
これは運転席側も同様です。
このままですと、組立時にトルクがかけられないので、将来的にはステーを外しましょう。

 
もう一方は、オイルレベルゲージのガイドパイプが共締めされていて、かなり苦労します。
この部分は、最後まで苦労させられます。
 
 
排気側は液体ガスケットで気密性を保っているため、ボルトを外しても簡単に外せません。
整備要領書には赤○部分をドライバーを差し込んで取り外せと・・・スペース的に無理です。


 
判りにくいですが、裏側はこんな感じです。

 
画像は運転席側ですが、両バンクとも画像のような感じでスクレパーをハンマーで叩きこみました(^_^;)

 
運転席側は、O2センサーのハーネスを固定するステーが共締めになっていますので、組立時に失念しないようにしましょう。

 
赤○が運転席側のドライバー差し込みポイントです。

 
裏側は赤○の感じです。

 
結果的には、エアクリーナーとターボ間のパイプを外せば簡単でした。
画像中央のホースクランプ2箇所を緩めます。
ホースクランプ同士は一体物です。

 
画像中央部分にあるボルトを外します。
コネクターはパイプに固定するステーがありますので、それを抜きます。

 
バキューム系のホースを固定しているホルダーからホースを外します。
これでパイプは抜けると思います。
両バンクとも同様な感じで外しましょう。

 
取り外したヘッドカバー類とインジェクター類
ヘッドカバーは悲惨なほどオイルが飛び散ってます(>_<)

 
なかなかの汚れっぷりです(^_^;)
時間の割合は、清掃8割、組立2割という感じになります(笑)

 
ここにゴムのプラグがあります。
これも取り外して交換します。

 
ヘッドカバーのガスケットを外し、全体的に清掃します。
吸気側はゴムのガスケット、排気側は液体ガスケットです。

 
まあまあ綺麗になりましたが、折角ですので少し磨いて耐熱塗料で塗装します。
すると助っ人登場♪
事情を知った後輩のyoshiger君が無償で請け負ってくれました♪
彼は器用で拘りがある男なので、任せても大丈夫です。
自分の作業に集中できてラッキーです。

 
インジェクター関係を分解していきます。

 
まずはホースを外し、パイプを分離させます。

 
しっかりプライヤーで挟みましたが・・・簡単にツメが折れるという(・・;)
仕方なくリューターで切断しました。
熱の害なんでしょうかねぇ。

 
ネジを外せばインジェクターのホルダーが外せます。

 
インジェクターはゴムのインシュレーターで固定されているようです。

 
整備要領書では、インジェクターのノズル側から指で押して外すと記載がありますが・・・ビクともしません。
色々チャレンジしましたが、全数交換するので、プレスで抜きました(^_^;)
個人的には指で押して外すのは絶対無理だと思います。

 
全て取り外しましたが、どれも指では押し出せません。

 
左側が新品です。
先端の樹脂の色が違うのと、燃料が往来するのか判りませんが、メッシュ部分の違いくらいでしょうか。
一応、新品インジェクターの抵抗値を測定しましたが、規定値12±2Ωのところ全て11.2Ωで揃ってました。

 
燃温センサーも交換します。
特に難しいところはないので安心です。

 
エンジンヘッドに固定する部分のシートを交換します。
取外しは、壊すつもりでマイナスドライバーなどを差し込んでコジれば外れます。

 
インジェクターに大小のOリングを挿入します。
これは相当硬いので苦労します。
くれぐれもツメなどでOリングにキズをつけないように注意してください。

 
インシュレーターは、やはりヘタっているようで、高さが違います。

 
左右のネジを均等に締めていき、インジェクターを挿入します。
こんな感じで挿入しているのに、反対側から指で押して外せる訳がありません(笑)

 
シートの新品は全て同じ部品です。
上下からパイプを挟む感じで設置します。

 
画像のような感じになりますので、最後にプライヤーで「ギュッ」と挟めばOKです。

 
インジェクターにインシュレーターを装着します。

 
整備要領書ではインシュレーターの位置が間違ってます(^_^;)

 
ヘッドカバーを組み付ける前に、ガスケット接地面やその周辺の清掃が必須です。

 
ガスケット接地面は、油分や水分は許されません。
排気側に関しましては、旧液体ガスケットも確実に取り除かなければなりません。

 
綺麗になりました。
ここで妥協すると、また面倒な作業を繰り返さなければなりませんので、確実に作業しましょう。

 
吸気側は、ゴムのワッシャ―の弾力でテンションをかけているようです。
新旧を比較すると、漏れるのも仕方ない気がします。

 
締め付けにはトルクレンチを使用します。
0.3kg-mをマックスで締め付けます。

 
液体ガスケットは純正品を使用します。
予備で2本注文しましたが、1本で十分です(笑)

 
yoshiger君から塗装済ヘッドカバーが収められました♪

 
なかなか・・・というか、かなりの仕上がりです♪
ワコーズの耐熱シルバーで塗装してくれたようです。

 
矢印の弧の部分には、ゴムのガスケット側接地面に液体ガスケットを塗布します。

 
ボルトの締め付けは、画像の順序で行ってください。
逆バンクは、対象で行いました。
吸気側は簡単ですよ♪

 
排気側のゴムのプラグを取り外します。

 
特に漏れている形跡はありませんでしたが交換します。
かなり硬くなっています。
ヘッドカバーを装着する前に、弧の部分に液体ガスケットを塗布し、ヘッド部分に設置します。

 
ヘッドカバーへ液体ガスケットを塗布する前に、予め装着するシュミレーションをしておきましょう。
整備要領書には、液体ガスケットを切れ目なく2.5±0.5Φで塗布後、5分以内に取り付けるとあります。
設置後の締め付けは、画像の順序で行います。
逆バンクは対象で行いました。
締付トルクは0.85kg-mをマックスで締め付けます。
個人的には、0.85kg-mの60%、80%、100%で締め付けました。
良いのかどうかは判りません(^_^;)
3番目に締め付ける部分の共締めを忘れないように注意しましょう。

 
全て規定トルクで締め付けました♪
運転席側O2センサーの共締めを失念しないよう注意してください。
運転席排気側ヘッドカバーは、矢印のパイプが邪魔をします。
入念な設置シュミレーションをしておきましょう。


 
インジェクターを設置し、パイプ同士を繋ぐホース(矢印)を設置します。

 
プラグホールをカバーしているパーツを組み立てます。
インシュレーターは先端に被せるだけです

 
ヘッドカバーと接する部分にはガスケットがあります。
両バンクで計4本必要ですが、全て同一の部品番号です。
溝に沿って設置すると少し余ります。
これはカットすればOKです。

 
既定トルク(2kg-mマックス)で締め付ければOKです。

 
個人的にですが、かなりハイグレードな仕上がりです♪