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最終型GCZ32を維持する芝爺の部屋
since 2003.12.1

フロントキャリパのオーバーホール&塗装caliper o/h

90年式BNR32(GT−R)のフロントキャリパーを移植するため、オークションで落札しました。
保安部品であるため、オーバーホールして消耗品を交換後、装着することにします。
パッドカスなどが焼付き、かなり汚れています。
これは鍛え甲斐がありそうです。
トレーにキャリパーを置き、まずは全体的な汚れを落とします。
洗浄には、ワコーズのブレーキクリーナを使用します。
1本全て使いきるつもりで、大胆に噴射します。
ブラシの類を使用していないのに、この汚れ・・・。
ブレーキクリーナが素晴らしいのか、単にキャリパーが汚れ過ぎなのか微妙な気持ちです。
全体的な洗浄が済んだら、次は分解して個々の部品点検を行い、再使用の可否を判定します。
クリップの赤丸部分を外し、青丸のピンを抜きます。
するとカバー、パッド及びプレートが取外せます。
右側クリップに異常事態です。
なぜかネジ曲げられています。
無知なメカニック又は素人が組み上げたのでしょう。
このクリップは再使用不可です。
ピンは腐食が激しいので全て交換します。その他は丁寧に洗浄すれば再使用できそうです。
パッドとそのプレート類です。
なぜか右側のキャリパーに赤丸の部品
(パッドリテーナ)が1コ足りません。
また右側・・・。
この部品の用途は、プレートとパッドを固定というより束ねているのですが、有無による影響度は不明です。
パッド以外は再使用します。
(07.05.19更新)
写真右側ピストンにあるブーツ根元のリングを外し、ブーツを抜取ると、左のピストンのようなります。
全てのブーツを抜取り、いよいよピストンを取外します。
この作業は1人では無理でした。
圧縮空気を利用し、ピストンを押出しますが、それでは一番動きの良いピストンが1コだけ「ポン!」と音をたてて出てきます。色々工夫し、4コのピストンを手で簡単に取り出せるよう均等に押出します。
この部分は、ファルコン限定情報を参考に作業したため、多くは語れません。
ちなみに空気圧は通常2`、最大4`で、動きの良いピストンは1`でも出てきます。
取外したピストンは、摺動部に傷や腐食はなさそうです。その他の部分は、腐食しているものの、腐食を取除けば再使用できそうです。
間違ってもサンドペーパー、ワイヤーブラシ等で磨いてはいけません。
シールを抜き取ります。
シリンダー内に傷を付けにくいシールピックツールを使用します。
(07.3.13更新)
先端はカドが丸められたマイナスドライバーのような形状です。
(07.3.13更新)
マイナスドライバーの角を丸くし、シリンダーに傷をつけないように注意してシールを取外します。
(07.3.13更新)
シールを取外したシリンダー内部です。
シールは全数交換します。
シリンダーが腐食しないように、シリコングリスを塗布します。
シールキットは、シール、ブーツ、リング、エア抜きバルブキャップ及びシリコングリスが1台分のセットになっています。
腐食を取除いたピストンの外側、シールの全面にシリコングリスを塗布します。
シリコングリスは、シールキットのグリスを使用せず、ワコーズを使用しました。
ブーツの内側にもシリコングリスを塗布します。
ピストンを丁寧に挿入します。
ブーツを取付け、リングで固定します。
全てのピストン、ブーツ及びリングを取付けた状態です。
マスキングの画像を撮り忘れてしまい、いきなり塗装終了です。
憧れの色はブレンボのゴールドですが、車体がイエローなので、レッドをチョイスしました。
塗料はホルツの耐熱(200℃)ツヤありです。
量販店では、刷毛塗り、2液式、スプレー等があり、値段もそれぞれ独自の設定?と思われるほどバラつきがあります。
ここは欲張ってスプレー、刷毛塗り2WAYタイプにしました。
ホルツって以前から体裁はカユイところに手が届く感じなのですが、内容は期待度の80%なので、ケミカル界の「ト○タ」的メーカーという思いがあります。
本来は装着して、ブレーキの熱で乾燥させるようですが、ここは自然のパワーを利用して天日干しです。
組立てる前に、交換部品を比較します。

ピンは全て激しい腐食で、再使用に耐えられません。
やはり新品は美しいです。
右側のクリップは交換です。
分解した人と組立てた人が別人じゃないと、このようになりませんし、あまりに無知すぎてプロの仕事ではなさそうです。
やはり素人の仕業かな・・・。
私も素人ですが(笑)
マイZに使用していた物ではありませんが、装着されていたパッドと新品を比較してみると意外にも半分以上が残っています。
装着されていた4コのパッドを比較すると、厚みに目視で判る磨耗の差がありました。
ピストンが均等に動いていなかった可能性があります。
キャリパーの「NISSAN」の塗装をしたいところですが、タッチアップペイントでは耐熱塗料が侵食され、うまく塗れないことが判明しました。
それなら塗装を剥がしましょうということで、塗装用マスキングテープを何重にも貼り、サンドペーパーの影響を受けにくくします。
耐水ペーパー(300番程度)とスクレパーを併用して剥がします。
目地に詰まったカスを歯ブラシなどで取除き、マスキングテープを剥がします。
お〜素晴らしい!!
文字の塗装は、様々な理由から装着後に行うことにしました。
塗装用のマスキングを剥がすと、やはり素晴らしい!!
仕上げにパッドを取り付けます。
パッドとプレートにパッドグリスを塗ります。
グリスは相当固めです。
ブレーキ熱で溶けださないのですから当然ですが・・・。

この工程をしっかり行わないと、ブレーキ鳴きを発生させます。
写真左側がグリスを塗ったものです。
少し過剰なほどに塗ります。
(07.05.19更新)
もしかして塗りすぎ?塗りすぎです!!
DIYは少し過剰気味になりやすいですが
「よし」とします。
全体を均等に薄く塗ります。
気温が低い場合、グリス自体が非常に硬くなっていますので、念入りに薄く塗り伸ばします。
(07.05.19更新)
パッドの取付けは、分解の逆手順で行います。
赤いボディにシルバーのピンが栄えます。
パッドリテーナの取付位置です。
(07.05.19更新)
クロススプリングの取付方向です。
(07.05.19更新)
完成した写真です。
初めてにしては上出来な感じです。
問題は、この赤いボディの耐候性です。
いつまでこの輝きを保てるのでしょうか・・・。

耐候性は比較的高いようですが、2年以上経過してもブレーキクリーナを噴きつけただけで色落ちします。
(07.05.19更新)