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最終型GCZ32を維持する芝爺の部屋
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リアショックアブソーバ−の交換rear shock absorber

リアショックアブソーバ−交換のデータ

    作成日 2020.5.16 
 部品代 ¥59,280(税抜)
スプリング以外新品交換
 外注費 ¥0
 作業時間 2時間(ジャッキアップ・ダウン、タイヤの脱着、スタビライザーのフリー化を除く。)
 お勧め度 ショックアブソーバ−の車体からの脱着は、特に難しいこともなくお勧めですが、ショックアブソーバ−からのスプリング脱着に関しては恐怖が付きまといます。一流メーカーの工具を適切に使用できれば問題ありませんが、安価な無名メーカーの工具を私のような素人が使用すると危険度が高くなります。
基本的にはプロに任せるのが無難だと考えます。

リアショックアブソーバー交換レポート

  
 リヤのショックアブソーバーをVer.R用からスタンダードの新品に交換します。
 それに併せてスプリング以外も交換します。
 画像は、基本的に右側(運転席)となります。
 予めジャッキアップ、タイヤの取外し、リアスタビライザーのフリー化を行ってください。
 スタビライザーのフリー化については、「リアスタビライザーブッシュの交換」を参考に、ロアアーム部を取り外してください。



  
 まずは長期戦になりますので、トランクのライトを消灯させます。
 ネジ2本を取り外してからライト部分を引き出し、コネクターを抜きます。



  
 トノカバーを取り外します。
 タワーバー未装着等で直接リアショックアブソーバーにアクセスできない場合は、「リア内装の取外し」を参考に、内張を取り外してください。



  
 アッパー側の外側2か所のナット(12mm)を緩めます。(個人的な安全対策なので取り外しても大丈夫です。)
 絶対に真ん中のナットを緩めないでください。まぁ「ある程度」は緩みますが、最終的には供回りして取り外せないと思いますが・・・。



  
 ロア側のナット(17mm)を取り外します。



  
 アッパーリンク(後側)のナット(19ミリ)を取り外し、ボルトを抜きます。
 ショックアブソーバーのロア側のボルトを抜き、ゴムハンマーなどで軽く叩けばショックアブソーバーが取り外せるはずです。



  
 アクスル部を下側に押してもショックアブソーバーを取り外せない場合、赤矢印部のボルト・ナットを取り外すとともに、黄色矢印と青矢印のナットを緩め、アームをフリーにすれば大丈夫だと思います。ただし、青矢印部は、アライメントの調整機構があるため「リアアッパーリンクの交換」を参考に、「印」などをする必要があります。また、ナット類は再使用不可のため、新品を準備する必要があります。



  
 ショックアブソーバーからスプリングを取り外します。
 その前に、矢印部分あたりにマーキングしておきましょう。これは再組立てする際、アッパーシートの向きなどの手掛かりになります。「いやいやリアは大丈夫でしょう。」という方もいますが、特に部品を傷めることもないですから、やっておいて損はないと思います。



 
 こんな感じで大丈夫です。



  
 スプリングコンプレッサーでスプリングを縮め、そのままショックアブソーバーから取り外します。
 スプリングを固定しているナット部は小さい画像のようになっていますので、取り外す際は先端をモンキーレンチなどで固定してナット(14mm)を取り外してください。



  
 メーカー不明の安物スプリングコンプレッサーを使用すると画像のような感じで、個人的には非常に怖いです。



 
 スプリングを取り外したまま、スプリング上下部にそれぞれ装着されているゴムシートを交換します。
 見た目は悪いですが、ショックアブソーバ−とスプリングが直接当たっていなければ交換する必要はないと思います。



 
 新品のショックアブソーバーに組付けていきます。
 今回は画像の部品番号で発注しました。



  
 画像下側が新品ショックアブソーバーです。
 ほとんどの部品が組み込まれていますので手間が省けます。



  
 リアのダストカバーは毎回画像のような感じで、この部品だけ10年原型を保持できない感じがします。



  
 アッパーシートとアッパーラバーシートは付属していません。



  
 先端のナット、アッパープレート、ブッシュを抜き取ります。



  
 こんな感じになります。



  
 これ、新品の画像なんですが、前回と同様に、先端に何らかの処置がされているようになっています。これが防錆剤なのか、組み込んだ時の回り止めか何かなのか不明です。しかし、ナットを締め込むときに違和感が手に伝わって嫌なので、私はワイヤーブラシで取り除いてしまいます。



 
  
 アッパーシート下側のブッシュですが、当然圧縮されています。
 組付け時、ブッシュの凸部にアッパーシートの穴を合わせます。



  
 画像はアッパーラバーシート上側で、凸凹しているところの幅が広い部分がアッパーシートのアッパー側ボルト位置になります。



 
 アッパーシートの上側です。



 
 アッパーシートの下側です。



 
 アッパーシートの上側に装着するブッシュです。
 凸部がある方が下側で、この凸部をアッパーシートの穴に合わせます。



 
 アッパーシートをアッパーラバーシートにこのまま載せます。



 
 アッパーシートの穴にブッシュの凸部をはめます。



 矢印のアッパープレートの向きの正解が分かりません。
 どちらでも良いかと思いますが、私は部品に組まれていた状態で装着しましたが、整備要領書とは逆向きになります。



 
 スプリングを取り付けるときは、矢印部分がナットの上部より上側にないと締め付けられなくなりますので、そのときはスプリングコンプレッサーで更に圧縮し、ナットを締め込み、スプリングコンプレッサーの圧縮を徐々に弱めてアッパーシートにテンションをかけてください。



 前回、装着していなかったガスケットです。
 アッパーシートに乗せて、車体に取り付けてください。



 
 アッパーリンク(後側)の穴を通し、アッパー部を車体側の穴に通します。



 
 ナットを仮止めして落下しないようにしておきます。



 
 ロア側をボルトで定位置に取り付け、ナットで固定します。



 
 こんな感じです。
 ショックアブソーバーのロア側が固定したら、アッパーリンク(後側)を定位置に固定します。



 
 アッパー側を固定します。
 全輪を設置(いわゆる「1G状態」です)させてから再度アッパー側取付ナットを締め付けます。
 最後にショックアブソーバーの先端ナットを締め付けますが、メガネレンチ、ラチェットレンチなどが使用できませんので、軸を6mm、ナットを14mmのオープンレンチでの締付けになり、規定のトルクは掛けられないと思います。これがDIYで作業した場合の作業品質の低さとなりますが、以上で完成となります。



 
 ちなみに、アッパーリンク(後側)のアクスル側だけフリーにしただけでは、ショックアブソーバーを車体に取り付けする際に難航する場合が(多々)あります。
 画像のような力業(チカラワザ)も「あり」ですが、安全性を考慮し、リンク類を全てフリーにすることをお勧めします。