芝爺の部屋

Z32 Garagesince2003.12.1

ATシフトノブの交換

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

部品代:\3,500(中古:ヤフオク)
外注費:\0
作業時間:6時間(色々悩んだため)
お勧め度:時間と道具があれば可能

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

野暮ったいATシフトノブを少しでもカッコ良くしたいと思い、シフトノブのショート化を検討しましたが、シフト解除ボタンが設置できなくなるなど、DIY派には死活問題です。
そこで社外品を検索しましたが、時代はゲート式になっていて選択肢は壊滅状態です。
それならばと思いZ32と同年代の純正シフトノブを検索すると、S15用が結構好みのビジュアル♪
情報がないため、人柱的研究をしてみました。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

赤○のネジを外せばシフトノブが外れるはずですが、外れません・・・というか抜けません。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

理由はココ。
配線に「遊び」が出ないよう、しっかり固定されています。
この爪を起こせば配線の長さに余裕ができてシフトノブを抜くことができます。
これはZ32も同様なので、大体こんな感じなのでしょう。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

画像のような感じで爪を起こします。
パネル類を取り外さずに、ここを簡単に外せて再設置できるならば、シフト交換は楽勝となります。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

シフトノブを抜き取ると、画像左上の樹脂製部品がシャフトに刺さってます。
この樹脂製部品は、シフトボタンを押したとき、横方向の力を縦方向に変換するものですので、この部品はシフトノブとともに使用します。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

ATシフト関係を外すためには、まずオーディオパネルを取り外します。
メクラ蓋を外し、赤○のネジを外します。
時計のコネクターを抜くのを忘れずに。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

次にATシフト周辺のパネルを外します。
赤○のネジを外します。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

灰皿を外し、赤○のネジを外します。
シガーソケットやドアミラー関係のコネクターを全て抜けばパネルが取り外せます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

赤○のコネクターを抜きます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

赤○のコネクターを抜きます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

矢印のスイッチのコネクターが抜きにくいので、ATパネルを外すため赤○のネジを外します。
後側にも同様のネジがありますので外します。
この後、パネルが動くと色々面倒なので、パネルを外したネジで仮止めしておきます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

赤○のボルトを外します。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

赤○のボルトを外します。
これでATシフトを外せます。
下にゴムのカバーがあるため、多少固着している感じですが、ここは力業で大丈夫です。
多少動かせるようになったら優しく上方へ抜くように外してください。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

画像中央のリンクを外せば、ATシフトを完全に分離できます。
ラジオペンチとマイナスドライバーなどを使用してピンを抜けば外せます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

抜くと画像のような感じです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

リンク部にはスリーブがあり、あとはピン側に平ワッシャとウェーブワッシャ―があります。
反対側には何もありませんでした。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

S15と同様に配線を固定している爪を開きます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

画像中央の爪を開き、鉄板の下側からラジオペンチで摘み、コネクターを上方に抜きます。
これでシフトノブを外せます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

シフトノブを比較します。
取付位置は同様のため、これは無加工で大丈夫そうです。
シフトノブ自体は細身になりますが、固定位置から考えると少し上方に長くなりそうです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

固定位置から考えると少々加工が必要なようです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

まずはシフトノブの固定位置からの長さを揃えます。
マスキングテープのところまで切り落とします。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

白い部分はカッターでも落とせるぐらい柔らかいので、機械を使う場合は慎重に作業しましょう。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

ODスイッチ用の配線が金属部分に接触しないように熱収縮チューブで養生しておきます。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

シャフトと固定するパイプに移ります。
Z32の樹脂製部品は、やはり使用できません。
外さなければなりませんが・・・これが外れないです。
壊したら・・・もう戻れない。
外さないと進めない・・・けど外れない。
最終的にはコブラのウォーターポンププライヤーでクリアランスを埋め、金属製の内装剥がしで抜き取りました。
もちろん力業です。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

樹脂製部品を外すと画像のような形。
シャフト径は同一ですが、長さが違います。
S15がパイプ上面から約12ミリ、Z32が25ミリ以上ありますので、マスキングテープのところまで約13ミリを切り落とします。
これをやったら・・・もう戻れない。
さようならノーマル(T_T)

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

先端は少し平面をださなければなりません。
それは、S15用の樹脂製部品の内側が「そう」なっているからです。
これで仮組し、シフトチェンジ、シフトの固定、ボタンの作動状況が整っていればOKです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

シフトノブのATパネル部分を比較すると前後方向は同一ですが、左右方向はS15の方が3.5ミリ太いです。
因みに可動部分の穴の幅が18.5ミリ、ゲートの幅が23.3ミリ、シフトノブの幅が21.4ミリなので、左右2ミリずつ削れば良い感じです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

分解して、削る部品を単体にします。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

削る部分以外はマスキングテープなどで養生して作業しましょう。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

結構タイトな仕上がりになります(・・;)

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

配線の加工をします。
最初の配線を固定する爪までの長さを測定し、その部分に配線加工部分が当たらないようにします。
しかし・・・

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

最初から切れてるし・・・(・・;)
これじゃ加工箇所を選べないので、なるべくシフトノブ寄りに配線加工を行います。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

熱収縮チューブでしっかり養生しておきましょう。
あとは元どおりに再組立てすればOKです。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

ATシフトを元どおり組み立てます。
このときゴムのカバーを忘れず組み付けましょう。
私はリンク部を固定し、ボルトで締め付けるときに失念していることを思い出し、またリンク部分を外すという無駄な作業をしました。

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

元どおりに組み付けた状態です。
結構良いのでは?(自己満足)

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

シフトロック解除ボタンもしっかり存在してます♪

Z32ATシフトノブの交換(S15純正)

元には戻せなくなりましたが、大満足なビジュアルになりました

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