ATシフトノブの交換 部品代:\3,500(中古:ヤフオク) 外注費:\0 作業時間:6時間(色々悩んだため) お勧め度:時間と道具があれば可能 野暮ったいATシフトノブを少しでもカッコ良くしたいと思い、シフトノブのショート化を検討しましたが、シフト解除ボタンが設置できなくなるなど、DIY派には死活問題です。 そこで社外品を検索しましたが、時代はゲート式になっていて選択肢は壊滅状態です。 それならばと思いZ32と同年代の純正シフトノブを検索すると、S15用が結構好みのビジュアル♪ 情報がないため、人柱的研究をしてみました。 赤○のネジを外せばシフトノブが外れるはずですが、外れません・・・というか抜けません。 理由はココ。 配線に「遊び」が出ないよう、しっかり固定されています。 この爪を起こせば配線の長さに余裕ができてシフトノブを抜くことができます。 これはZ32も同様なので、大体こんな感じなのでしょう。 画像のような感じで爪を起こします。 パネル類を取り外さずに、ここを簡単に外せて再設置できるならば、シフト交換は楽勝となります。 シフトノブを抜き取ると、画像左上の樹脂製部品がシャフトに刺さってます。 この樹脂製部品は、シフトボタンを押したとき、横方向の力を縦方向に変換するものですので、この部品はシフトノブとともに使用します。 ATシフト関係を外すためには、まずオーディオパネルを取り外します。 メクラ蓋を外し、赤○のネジを外します。 時計のコネクターを抜くのを忘れずに。 次にATシフト周辺のパネルを外します。 赤○のネジを外します。 灰皿を外し、赤○のネジを外します。 シガーソケットやドアミラー関係のコネクターを全て抜けばパネルが取り外せます。 赤○のコネクターを抜きます。 赤○のコネクターを抜きます。 矢印のスイッチのコネクターが抜きにくいので、ATパネルを外すため赤○のネジを外します。 後側にも同様のネジがありますので外します。 この後、パネルが動くと色々面倒なので、パネルを外したネジで仮止めしておきます。 赤○のボルトを外します。 赤○のボルトを外します。 これでATシフトを外せます。 下にゴムのカバーがあるため、多少固着している感じですが、ここは力業で大丈夫です。 多少動かせるようになったら優しく上方へ抜くように外してください。 画像中央のリンクを外せば、ATシフトを完全に分離できます。 ラジオペンチとマイナスドライバーなどを使用してピンを抜けば外せます。 抜くと画像のような感じです。 リンク部にはスリーブがあり、あとはピン側に平ワッシャとウェーブワッシャ―があります。 反対側には何もありませんでした。 S15と同様に配線を固定している爪を開きます。 画像中央の爪を開き、鉄板の下側からラジオペンチで摘み、コネクターを上方に抜きます。 これでシフトノブを外せます。 シフトノブを比較します。 取付位置は同様のため、これは無加工で大丈夫そうです。 シフトノブ自体は細身になりますが、固定位置から考えると少し上方に長くなりそうです。 固定位置から考えると少々加工が必要なようです。 まずはシフトノブの固定位置からの長さを揃えます。 マスキングテープのところまで切り落とします。 白い部分はカッターでも落とせるぐらい柔らかいので、機械を使う場合は慎重に作業しましょう。 ODスイッチ用の配線が金属部分に接触しないように熱収縮チューブで養生しておきます。 シャフトと固定するパイプに移ります。 Z32の樹脂製部品は、やはり使用できません。 外さなければなりませんが・・・これが外れないです。 壊したら・・・もう戻れない。 外さないと進めない・・・けど外れない。 最終的にはコブラのウォーターポンププライヤーでクリアランスを埋め、金属製の内装剥がしで抜き取りました。 もちろん力業です。 樹脂製部品を外すと画像のような形。 シャフト径は同一ですが、長さが違います。 S15がパイプ上面から約12ミリ、Z32が25ミリ以上ありますので、マスキングテープのところまで約13ミリを切り落とします。 これをやったら・・・もう戻れない。 さようならノーマル(T_T) 先端は少し平面をださなければなりません。 それは、S15用の樹脂製部品の内側が「そう」なっているからです。 これで仮組し、シフトチェンジ、シフトの固定、ボタンの作動状況が整っていればOKです。 シフトノブのATパネル部分を比較すると前後方向は同一ですが、左右方向はS15の方が3.5ミリ太いです。 因みに可動部分の穴の幅が18.5ミリ、ゲートの幅が23.3ミリ、シフトノブの幅が21.4ミリなので、左右2ミリずつ削れば良い感じです。 分解して、削る部品を単体にします。 削る部分以外はマスキングテープなどで養生して作業しましょう。 結構タイトな仕上がりになります(・・;) 配線の加工をします。 最初の配線を固定する爪までの長さを測定し、その部分に配線加工部分が当たらないようにします。 しかし・・・ 最初から切れてるし・・・(・・;) これじゃ加工箇所を選べないので、なるべくシフトノブ寄りに配線加工を行います。 熱収縮チューブでしっかり養生しておきましょう。 あとは元どおりに再組立てすればOKです。 ATシフトを元どおり組み立てます。 このときゴムのカバーを忘れず組み付けましょう。 私はリンク部を固定し、ボルトで締め付けるときに失念していることを思い出し、またリンク部分を外すという無駄な作業をしました。 元どおりに組み付けた状態です。 結構良いのでは?(自己満足) シフトロック解除ボタンもしっかり存在してます♪ 元には戻せなくなりましたが、大満足なビジュアルになりました