ロングライフクーラントの交換 エンジンルーム助手席側前方にあるリザーバタンクを取り外します。 赤丸の樹脂製のネジを外します。 上方に引けばリザーバタンクに繋がるパイプが簡単に取れます。 リザーバタンク本体を取り外すため、助手席側フロントタイヤを外してから、赤丸のネジを外し、インナーフェンダをめくります。 下側に数本ネジがありますので注意してください。 赤丸のネジを外せばリザーバタンク本体を取り外せますが、青丸にラジエターからのホースが繋がっていますので、クーラント流出を最小限に留める工夫をしてホースを引き抜いてください。 これがラジエターに繋がるホースです。 簡単に抜けます。 ちなみにタンク内のクーラントにサビなどはありませんでした。 タンクが取り外せたら、タンク内を軽く洗浄し、再設置します。 ラジエター内のクーラントを抜きます。 ラジエターのドレンはアンダーカバー(画像左側)にある窓(運転席側)のところにあります。 ドレンはラジエターの後ろ側で、樹脂製です。 ドレンを緩めればパイプ状のところからクーラントが排出されます。 樹脂製ですので割れたりすることがあるようですので、新品を用意するのも「あり」です。 最初から短めのホースが付いているという情報もありますが、無いものは仕方ないので汎用品のホースを取り付けて排出をガイドします。 タラタラ・・・とクーラントが出始めたら、ラジエターキャップを外します。 すると勢いよく排出されます。 排出される量は約4リットルです。 ラジエター内のクーラントが抜けきったら、ラジエターキャップを取り付ける部分ににペットボトルを加工した漏斗(じょうご)状のモノをビニールテープで固定させます。 ドレンから抜ける量と水道の水量が同調するように水道のバルブを調整します。 同調できたらエンジンを始動し、ヒーターを40度に設定します。 これでヒーターコア内とエンジン内のクーラントが循環され、ドンドン水道水の比率が上昇します。 即ち古いクーラントが抜けていきます。 ドレンからの出るクーラントの色が透明になったらエンジンを止めます。 Z32の冷却水量は約10リットル。 クーラントの比率は30~35%程度に設定します。 私の住んでる地域なら十分な比率です。 クーラントはイエローハットオリジナルの濃縮タイプです。 ちなみに買いに行ったらこれしかなかった。。。 クーラントをジョッキに3.5リットル入れます。 ラジエターの水道水が抜けきったらドレンを閉め、クーラントをラジエターに入れます。 これで容量が10リットルで、クーラントを3.5リットル入れましたので、比率的にはOKです。(ホントか?) 次はエア抜きです。 余ったクーラントを水道水で35%程度に希釈(私は適当でした)し、リザーバータンクのゲージの真ん中になるように入れます。(タンクのアッパーラインは約500cc) ラジエターのアッパーホース取付部付近にある赤丸のネジ(樹脂製)を外します。 ラジエターキャップを閉め、エンジンを始動します。 このときもヒーターの設定は40度です。 エンジンを始動するとポコポコとエアが出てきます。(エンジン始動はクーラントの攪拌を兼ねてます) 水位が下がったら水道水又はリザーバータンクに入れて余ったクーラントを足してください。 ある程度エアが出たらネジを締めます。 しばらくはクーラントの漏れや量に注意しましょう。