リアスタビライザーブッシュの交換 部品代:¥12,360(税抜)(スタビライザー本体以外新品交換) 外注費:\0 作業時間:1時間(ジャッキアップ・ダウン、タイヤの脱着、マフラー中間パイプの脱着、スタビライザー本体の除錆・塗装を除く。) お勧め度: 作業自体は非常に簡単でお勧めですが、部品代の40%近くがコネクティングロッドですので、これを整備して再使用すればコスパは上がると思います。 整備要領書からのパクリ画像です(>_<) ロアリンク(ロアアーム)部の組立ては画像のようになっています。 作業は必ず両輪とも上げてください。 左右差があるとスタビライザーの特性上大変危険です。 実際の画像です。(画像は基本的に右側(運転席側)となります) 画像では奥にジャッキが見えますが、リジットラックで固定した上で作業しています。 全数交換するので、どちらから外しても良いのですが、私はロアアーム側から外しました。 どちらから攻めるにしても、整備要領書からのパクリ画像にある「ロッドの回り止め」を使用します。 サイズについては、「ロッドの回り止め」部は10mm、ナットは12mmです。 取り外したコネクティングロッドとブッシュ群です。 10年以上前にウレタン製に交換しましたが、プラスチック並みにカチカチです(・・;) ウレタンがダメなのか、有名なメーカー品じゃないとダメなのか不明ですが、やはり長い目で見ると純正が良いように思います。 ボディ側のマウント部を取り外します。 ボルトのサイズは14mmです。 マフラーがあるのでスタビライザーが床まで落下することはありませんが、パーツに傷を付けたくないならばウエスなどを接触しそうなところに敷いておきましょう。 なかなかの錆び具合です(・・;) 深刻なのはリアメンバーの錆び( ;∀;) 当初、ブッシュ交換のみを考えていましたが、急遽スタビライザーを取り外して整備することにしました。 知恵の輪のように工夫すれば間隙を縫ってスタビライザーが抜けるかと思いきや・・・抜けません。 社外マフラーだからなのか?純正マフラーなら大丈夫なのか?と考えながら苦闘すること20分、結局、マフラーの中間パイプを外すことにしました( ノД`)シクシク… 取り外した部品群です。 スタビライザーを抜こうと思わなければ楽勝でしたが、古いクルマを保有するには「ついで」や「きっかけ」が重要です(;^_^A スタビライザーの錆びは、なかなかです(>_<) ワイヤーブラシやサンドペーパーで格闘すること2時間、握力低下など局部的な疲労を強いられました。 スタビライザー以外は純正部品の交換なので、特に整備する部品はありません。 画像のブッシュが一番上側で、位置決めの凸部があります。 これ以外は輪切り状になっている同一部品です。 コネクティングロッドは、なかなかのお値段なのですが、新品を見てしまうと交換したくなります。 ワッシャーと呼ばれる金属製部品は¥120なので、整備するよりは新品交換で良いかなと思います。 定期的に交換する輪切り状のブッシュが¥430×6個って・・・消耗品は安くあって欲しいです。 ちなみに凸部があるブッシュは¥460×2個になります。 マウント部のブッシュ群です。 スタビライザーは再使用します。 取外し時、ブッシュの切れ目は後ろ側に、クリップと呼ばれるホルダーの切り欠き部も後ろ側でした。 素人的には特に「こうゆうことかぁ」と思うところはありませんでしたが、ブッシュのみ交換なら切り欠きがあった方が楽かとは思いました。 ボルトに関しては、目に見えない疲労があるかもしれませんが、交換しなくても良いかなと思います。 今回の作業で一番時間を取られたスタビライザーの除錆と再塗装です。 一応、下塗りと上塗りは行いましたが、純正の塗膜には遠く及ばない強さです(>_<) コネクティングロッド側を取り付けます。 輪切り状のブッシュをコネクティングロッドに挿入します。 ロアアームにコネクティングロッドを通し、凸部を下向きで挿入して位置決めをします。 ワッシャーを挿入してナットで固定します。 画像は固定したものですが、まずは左右のコネクティングロッドにスタビライザーをぶら下げるように仮止めします。 マウント部を仮止めして、全体の位置関係を確認してから固定します。 その後、コネクティングロッド側を本締めして完了です。